「まだ頑張れる」その言葉が、一番の危険信号かもしれません

本日もご覧いただきありがとうございます。

カウンセラーとして仕事をしていると、こんな場面に、よく出会います。

「まだ頑張れます」
「こんなことで休めない」
「責任のあるポジションだから、休めない」

仕事を休むことに対して、「みんなに迷惑をかける」「申し訳ない」という気持ちが、頭の中をいっぱいにしている方が、たくさんいらっしゃいます。

「まだ頑張れる」が、実は一番の危険信号

不思議なことに、本当に限界の方ほど、「まだ頑張れます」とおっしゃいます。
傍から見ると、もう充電が切れる寸前なんじゃないか、と思うくらい、限界に近いところにいる。
それでも、なんとかもう少し、もう少し、と頑張り続けてしまう。

「頑張れる」という言葉は、本人にとっては前向きな気力のようで、実は、限界のサインに蓋をしている言葉であることも、少なくありません。

休職は、充電切れになる前に

スマートフォンの充電と同じで、電池が0%になってから慌てて充電するより、20%、30%が残っているうちに、少し休ませてあげる方が、回復も早く、負担も少なくすみます。

こころも、きっと同じです。
本当に動けなくなってしまってからではなく、「あれ、ちょっとしんどいかも」と感じた、その段階で休むことができたなら。

それは、決して大げさなことでも、早すぎることでもありません。

それでも、自分を責めてしまう

いよいよ動けなくなってから、今度は自分自身をこう責め始める方も、多くいらっしゃいます。

「何で、こんなことになったんだろう」
「自分は、弱い人間だから」
「途中で投げ出すなんて、無責任なことはできない」

ここまでになるには、きっと、たくさんつらいことがあったのでは?と思うのです。
でも、それを簡単に「つらい」と口に出すことができません。それを言ってしまったら、なんだか弱音を吐くようで・・。

こうして自分を責めてしまう背景には、「休むこと」を「悪いこと」や「無責任なこと」と結びつけてしまう考え方があるのではないでしょうか。

責任感が強い方、周りへの気配りができる方ほど、この結びつきが強くなりがちな様な気もします。
本当は、限界まで頑張ってきたこと自体が、十分すぎるほどの責任をはたしているのに。

気持ちを少し楽にするために

もし、「これって、自分を追い詰める考え方かもしれない」と気づけたなら、それだけで、もう一歩進んでいます。
休むことは、逃げることでも、無責任なことでもありません。
むしろ、ここまで頑張ってきた自分を守るための、大切な選択です。

そして、「なぜこうなったのか」を、自分一人で背負って考える必要もありません。

そのために、話を聴いてくれる人や、専門家という存在がいます。
一人で抱え込まず、今の状態を、誰かと一緒に見つめてみることも、一つの方法です。

おわりに

休職を考えるときは「もう限界」の前に、復職を考えるときも、急いで結論を出す必要はありません。

動き出すのは、いつでもいいのです。
今は、頑張ってきた自分を、少しだけ労わる時間にしてください。
あなたのペースで、大丈夫です。

今日も、あなたの一歩にそっと寄り添えたなら嬉しいです。

投稿者プロフィール

畠 由架利
畠 由架利くれたけ心理相談室(札幌支部)心理カウンセラー
お立ち寄りいただきありがとうございます。

「こころのリスタート便り」には、
あなたらしさを育み、自分らしい人生をもう一度歩き始める。
そんな願いを込めて更新しております。

少し立ち止まりたくなったとき,
ふらりと立ち寄れる場所になれるといいなと思っております。

あなたの今日が、昨日より少し軽やかになりますように。

コメントはお気軽にどうぞ