「これでいいのかな」と迷いながら向き合う

本日もご覧いただきありがとうございます。

先日、ハラスメント対応のお仕事をしてきました。

判定には、時間がかかる。でも、それ以上に重いもの

ハラスメントかどうかの判定には、時間がかかります。
事実関係を丁寧に確認し、いろいろな立場からお話を伺い、慎重に進めていく必要があるからです。

でも、時間がかかること以上に重いのは、その判定が、当事者の方の人生にも影響を与えるということです。だからこそ、大きな責任が伴う仕事だなと思います。

火種が小さいうちに

ハラスメントの問題は、火種が小さいうちに消しておかないと、どんどん燃え広がってしまいます。そして、燃え広がった火は、行為者とされる方だけでなく、被害を受けた方、さらには周りで働く同僚の方まで、それぞれに、つらい思いをすることになります。

パワハラ、セクハラ、モラハラ、ロジハラ……。ハラスメントという言葉がつくものは沢山あります。
それだけ、職場という場所には、さまざまな痛みが存在しているのだと感じます。

何から始めたらいいのか、わからなかった

私自身、ハラスメント対応やメンタルヘルスの窓口を担当し始めたころ、「何から手をつければいいんだろう」と、悩みながらのスタートでした。一つひとつの相談に向き合いながら、少しずつ、経験を積んできました。

相談対応は、気軽に相談できない仕事

この仕事の難しさの一つに、こんなことがあります。

相談内容そのものに悩んでも、その内容を、気軽に他の人に相談することができません。
守秘義務があるからです。
「この進め方で、本当に合っているのかな」
そう感じながらも、一人で抱えて進めていかなければならない場面が、少なくありません。

同じように悩んでいる、あなたへ

もし今、相談対応や窓口業務を担っていて、「何から始めたらいいんだろう」「自分のやり方は、これでいいのかな」と感じているなら。
その悩みは、決しておかしなことではありません。
むしろ、真剣にその役割に向き合っているからこそ、出てくる悩みなのだと思います。
私自身も、そうやって少しずつ、経験を積み重ねてきました。

そしてもう一つ、大切にしていることがあります。相談を受ける私たち自身の、セルフケアです。

人の悩みに向き合う仕事は、知らず知らずのうちに、自分のこころにも負荷がかかっていきます。
私の場合、悩みごとは職場だけに置いてくる、と決めています。
今日の仕事は、今日のうちに、その場に置いて帰る。一歩職場の外に出たら、気持ちを切り替える。

それでも、どうしてもモヤモヤが残るときは、スーパーバイズを受けて、自分一人では見えなくなっていたものを、整理してもらいます。

そんな小さな工夫を、いくつか持っておくこと。
それも、相談対応という仕事を、長く続けていくための、大切な力になると思っています。

一人で抱え込まず、同じ立場の人とつながったり、外部の専門家に相談したりすることも、大切な選択肢の一つです。

おわりに

相談対応という仕事は、目立たないけれど、とても責任の重い仕事だと思っています。
小さな変化に気づき、丁寧に向き合う。その積み重ねが、職場で働く多くの人を守ることにつながっていくのではないでしょうか。

今日も、あなたの一歩にそっと寄り添えたなら嬉しいです。

投稿者プロフィール

畠 由架利
畠 由架利くれたけ心理相談室(札幌支部)心理カウンセラー
お立ち寄りいただきありがとうございます。

「こころのリスタート便り」には、
あなたらしさを育み、自分らしい人生をもう一度歩き始める。
そんな願いを込めて更新しております。

少し立ち止まりたくなったとき,
ふらりと立ち寄れる場所になれるといいなと思っております。

あなたの今日が、昨日より少し軽やかになりますように。

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