本音が言えないとき、まずは小さなひとことから

本日もご覧いただきありがとうございます。

札幌は、雪虫が飛ぶ季節となりました。

皆さんは、どのようにお過ごしでしょうか。

言いたいことが、言えない

パートナーのこと、職場のこと、家族のこと、毎日の小さなこと。

「なかなか本音が言えないんです」

言いたいことは、頭の中にちゃんとあって、たくさんあるのに・・。でも、口に出しかけて、飲み込んでしまう。

そんなことが続いている方も、いらっしゃるのではないでしょうか。

言おうとして、やめる。その繰り返し。たとえば、今日は少し疲れた、というだけのこと。手伝ってほしい、というだけのこと。それだけの言葉が、出てこない。相手を気遣っているうちに、また飲み込んでしまいます。そして、あとから「あのとき言っておけばよかった」と後悔することも、よくあります。

言い争いになるのが、面倒で

私にもそんなときがあります。私の場合は、言い争いになるのが、面倒なのです。

どうせ言っても、わかってもらえないかもしれない。角が立って、そのあとの空気が気まずくなるくらいなら、言わないでおこう。そう思って、飲み込んでしまう事もあります。

その場は、たしかに穏やかです。波風も立ちません。

相手を思いやって、あえて言わない、ということもあるかもしれませんね。黙っているのは、いつも悪いことではありません。争いを避けるのも、その人なりの、やさしさです。

ただ、黙っていることが、くせになっていくと、一度飲み込むたびに、「私が我慢すればいいことか」と思ってしまう。でも、言わなかったことは、なかったことにはなりません。あなたの中に、少しずつ、たまっていきます。

伝えなければ、伝わらない

いちばん困るのは、相手は、あなたが何を思っているかを知らない、ということです。

当たり前のようでいて、ここを、忘れてしまいがちです。

言わないでいると、相手には何も届いていません。不満があることも、本当はこうしたいと思っていることも、知らないままです。

相手には、あなたの心の中までは、見えません。察してほしい、と思うこともあるかもしれません。でも、察するというのは、思っている以上に、むずかしいことです。長く一緒にいても、人は、人の心を読めるわけではありません。

そして、伝わらないまま時間が過ぎると、心だけが少しずつ離れていくように感じることもあります。

伝えなければ、伝わらない。頭では、わかっているのに、できない。そこが、むずかしいところなのだと思います。

一度に、全部を言わなくていい

では、どうしたらいいのか。

今、ひとつだけ、お伝えできるとしたら、一度に、全部を伝えようとしないことです。

言いたいことをまとめて出すと、相手には、責められたように聞こえることがあります。長く黙っていた分、感情があふれ出て、言葉が強くなってしまう事もあるかもしれません。

だから、いちばん小さなことから。ひとつだけ。「この前のあのとき、私はくやしかった」。それくらいの事から、伝えてみる。

伝える練習は、小さいところから始めるほうが、続きます。自分では責めていないつもりでも、相手には強く響いてしまうこともあります。言い方を選ぶのは、案外、むずかしいものです。

それでも、伝えようとした日は、少しだけ前に進んでいます。うまく言えなくても、伝えようとしたこと自体が、あなたが変わる一歩になるかもしれません。

飲み込む前に、ひと呼吸おく

「今日も、飲み込んでしまった」としても、自分を、責めなくて大丈夫です。そうなってしまうのには、それだけの理由があったのだと思います。

伝えたことで、うまくいかなかった経験があると、余計に言いにくくなります。それでも、何とかしたいな・・と思うのは、その方との関係を大切にしたいと思っているからなのではないでしょうか。

もし、伝えたい気持ちがあるなら、その気持ちまで、置き去りにしないであげてほしいと思います。

一度言えたら、次も言えるようになるとは限りません。それでも、飲み込む前に、ひと呼吸おく。その積み重ねが、少しずつ関係を変えていくのではないかなと私は思います。

今日も、あなたの一歩にそっと寄り添えたなら嬉しいです。

投稿者プロフィール

畠 由架利
畠 由架利くれたけ心理相談室(札幌支部)心理カウンセラー
お立ち寄りいただきありがとうございます。

「こころのリスタート便り」には、
あなたらしさを育み、自分らしい人生をもう一度歩き始める。
そんな願いを込めて更新しております。

少し立ち止まりたくなったとき,
ふらりと立ち寄れる場所になれるといいなと思っております。

あなたの今日が、昨日より少し軽やかになりますように。

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